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【エスポー(フィンランド)2020年9月30日PR Newswire=共同通信JBN】
*最新の高速ナノスケール放射線検出器が最高の量子コンピューター読取機と肩を並べる。現在のIQM従業員の多くが、フィンランドのアールト大学およびVTT Technical Research Centreで行われた研究を共同で実施した

Mikko Mottonen教授の大学研究グループと協力者は、かすかなマイクロ波放射線を検出する高速で超高感度のナノスケールボロメーターを設計した。事実、検出された放射線は極めて弱く、電子レンジでカップ1杯のコーヒーを1℃温めるには、50×(10の24乗)倍以上のエネルギーを要する。これは、5の後に25のゼロが付く。

アールト大学とVTTの量子技術の教授で、IQMの共同創設者であるMottonen氏は「この装置は極めて小さい。これはバクテリアの中にすっぽり入るくらいである」と語った。

この新しいボロメーターは、光量子のエネルギーを従来よりも極めて正確かつ高速で計測することができる。これは、量子コンピューターにとって不可欠である。なぜならば、量子ビット(Qbit)は量子アルゴリズムの不可欠な部分であるからである。さらに、この装置は小型で、超電導量子プロセッサーに容易に組み込むことができ、現実世界での応用に向けた道を開く。

IQMに加わったNatureの第1著者Roope Kokkoniemi理学博士(https://www.nature.com/articles/s41586-020-2753-3 )は「われわれはボロメーターにゴールドパラジウムを使用する概念実証を開始した。これは機能したが、一方でわれわれはこれを改善する方法を見つけた。これによって、グラフェンが代替としての出番となった。事実、最終結果は高速で動作することができるセンサーとなり、これは超電導量子ビットの状態の解読や、超電導量子プロセッサーのビルディングブロックに極めて有効である」と語った。これは、アールト大学のPertti Hakonen教授のNANOグループ、VTT、シンガポール国立大学の共同研究でもある。

▽IQMでの開発を加速
IQMで開発されたような量子コンピューターで、この検出技術は従来の読取機の後継として極めて有効であり、比較的小型であることから将来の量子プロセッサーのスケールアップを可能にすることを証明した。量子におけるフィンランドの中心地であるおかげで、IQMは拡大する地元の量子エコシステムとの緊密な協力を通じて、このようなブレークスルーを商用化できる特殊な立場にある。

IQMの共同設立者で報告された研究にも従事したKuan Yen Tan博士は「これは量子技術分野におけるエキサイティングな画期的出来事と考えている。IQMは量子コンピューター技術を高める新しい方法を常に探求しており、この新しいボロメーターは確実に目的にかなうものである」と語った。

▽最高の研究から生まれた技術
IQMは、技術移転の成功物語の最高の例であり、どのようにすれば研究が迅速な方法で商用化できるかを典型的に示している。IQMは極めて短時間で欧州をリードする量子コンピューター企業になり、すでに最初の商用量子コンピューター販売に向けた準備を進めている。同社は、極めて限られた有能な量子エンジニアの主要な要員を採用できただけでなく、欧州全域の大学や業界パートナーと協力する能力によって、この分野で独自の基盤を確立した。

量子コンピューター分野におけるIQMの急成長と優れた才能の大部分は、学会との緊密な共働に由来している。事実、IQMは学界と高度に融合し、その雇員の大半は研究経験を有している。IQMのチームは、2万7000以上引用された640を超える科学記事を共同発表してきた。

IQMの目標は、欧州全体の量子コンピューター企業になり、欧州全域の最高研究チームとのパートーナシップを拡大することである。

Natureの記事へのリンク:
https://www.nature.com/articles/s41586-020-2753-3

アールト大学のプレスリリースへのリンク:
https://www.aalto.fi/en/news/new-detector-breakthrough-pushes-boundaries-of-quantum-computing

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(英語と中国語)

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(英語とフィンランド語)

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ソース:IQM Finland Oy