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【広州(中国)2021年12月8日PR Newswire=共同通信JBN】2021年International Finance Forum (国際金融フォーラム、IFF)(http://www.iff.org.cn/php/list.php?tid=240 )は中国(広東)自由貿易試験区南沙管理委員会(Nansha Management Committee of China (Guangdong) Pilot Free Trade Zone)と円卓会議(https://dythz.evp.mudu.tv/watch/m93lzgdm?a=2960 )を共催し、14人の発言者を招いて広東-香港-マカオ大湾区(Greater Bay Area、GBA)をめぐる機会や課題、競争に関する見解や提言を共有した。

IFFの副会長兼事務局長で元新開発銀行副総裁のZhu Xian氏は、国際金融ハブとしての大湾区を構築するためには、この地域は中国人民元の国際化を加速しなければならないと述べた。

Zhu氏は、この地域は2つの独立した税関区にまたがっているため、それぞれの地域の利益を考慮したトップレベルの設計概念を持つ必要があり、その一方で過度の競争を回避するためにそれぞれの特有の優位性を十分に発揮すべきであると指摘した。Zhu氏は、人材の点からみると、人材を引き付け、保持するためにこの地域は円滑な輸送を確保し、生活費を軽減する必要があると述べた。

スタンダードチャータード銀行(香港)(Standard Chartered Bank (Hong Kong))のDing Shuang中華圏・北アジア担当チーフエコノミストは、新たに出現しつつある課題に取り組むためとして、イノベーションが米国技術への依存を減らすための鍵であると述べた。さらに中国の「デュアルカーボン」国家目標は、同国の産業構造が大幅な調整を経験しなければならないことを意味していると述べた。

大湾区のもう一つの使命は、中国の共同富裕という目標に貢献することである。Ding氏は、このことは本来、中間層を拡大し、収入と富のギャップを縮めることを意味していると述べ、この地域は「チャイナ+1」サプライチェーン戦略において中心的な役割を果たすことで貢献することができると付け加えた。さらに、この地域は科学的なイノベーションとグリーン金融のための国家的、地域的センターとなることを目指していくことができるとした。

IFF副会長で香港特別行政区元財政官のAntony Leung氏は、香港は株式と資金市場に極めて大きな可能性をもたらしており、この地域は大きな機会を得ていると述べた。一流の大学は世界クラスの学者や研究者を集めており、その結果、深センと広州の急速な技術開発を前提にして、この地域はAI(人工知能)やロボット工学をはじめとするライフサイエンスやテクノロジーの開発に強固な地盤を有している。

IFF学術委員会委員で香港科技大学公共政策研究所所長のQi Ye氏は、大湾区は経済発展、技術の進歩、社会ガバナンスにおける経験を考慮すると、全国のさまざまな試験区に対する類のない実証事例としての役割を果たすことができると述べた。

ソース:International Finance Forum (IFF)