連載コラム「ロームシアター京都 幕が上がる、その前に」ではロームシアター京都自主事業の中から、スタッフによるイチオシ作品をご紹介します。
「劇場」と聞くと、少し敷居が高い場所、あるいは「静かに座って鑑賞する場所」というイメージを持つ方も少なくないかもしれません。しかし、そんな劇場のイメージをガラリと変え、子どもたちの弾けるような笑顔と歓声で満たす特別な2日間が今年もやってきます。
ロームシアター京都の夏休み恒例企画「プレイ!シアター in Summer 2026」は、2017年の開館1周年を期に、“劇場をより身近な場所にしたい”という思いからスタート。翌夏から現在の形になりました。今ではすっかり夏の子ども向けイベントとして定着し、毎年多くのお客さまをお迎えしています。
私たちが目指しているのは、ただ“子ども向けの演目を用意する”ということではありません。乳幼児から小学生まで、年齢も興味も幅広い子どもたちが、それぞれの感性で、一日中楽しめる場づくりです。
今年も、3つのホール(メインホール、サウスホール、ノースホール)だけでなく、開放的なホワイエやロビー、プロムナードに至るまで、劇場という建物全体を一つの大きな舞台として仕掛けを散りばめました。
なかでも毎年絶大な人気を誇るのが、京都市交響楽団による「0歳からの夏休みコンサート」です。“赤ちゃんが泣いてしまったらどうしよう”という保護者の皆さんの不安を、毎年趣向を凝らした演出と生演奏の迫力で、ワクワクへと変えてしまう。そんな魔法のような時間をお届けします。
さらに、今年のロームシアター京都10周年メインビジュアルを手掛けた人気絵本作家・tupera tuperaによる「むくむくあそびば」も、大注目のプログラムとして登場します。彼らの独創的な世界観が劇場の空間と融合したとき、子どもたちがどんな表情を見せてくれるのか、今から楽しみです。
このイベントの醍醐味(だいごみ)は、その「自由さ」にあります。出入り自由でリラックスして鑑賞できる企画から、じっくり手を動かすワークショップまで、選択肢は無限大。子どもたちが主役であることはもちろんですが、その様子を見守る大人にとっても、新しい劇場の楽しみ方を発見できる場でありたいと考えています。
お家やいつもの公園を飛び出して、五感をフルに刺激する劇場へ。この夏も、ロームシアター京都で、一生の宝物になるような楽しい思い出を一緒に作りましょう。皆さんのご来場を、心よりお待ちしています。
執筆:山形ゆき(ロームシアター京都)
プレイ!シアター in Summer 2026 オープンデイ
日時:8月15日(土)、8月16日(日)各日午前10時~午後4時
会場:会場:ロームシアター京都 全館
料金:無料(一部有料・要申込)
公演の詳細はロームシアター京都公式ホームページにてご確認下さい。
問い合わせ|ロームシアター京都 TEL=075-771-6051
HP=https://rohmtheatrekyoto.jp/
