細見美術館で開催の「セーヴル フランス宮廷の磁器」の主な出品作を紹介します。
ヨーロッパ諸国が憧れた東洋の白い磁器。18世紀にマイセン窯が初めて焼成に成功しましたが、真に西洋的といえるスタイルを創り出したのは、フランスのブルボン王朝が設立した王立セーヴル磁器製作所でした。この設立にはポンパドゥール侯爵夫人と国王ルイ15世が深く関わり、贅を尽くした華やかなセーヴル磁器がその後もフランス王国、帝国、共和国によって引き継がれ、今日に至っています。
《色絵金彩花文台付皿》 1758年 Masa 's Collection
《色絵金彩花文スープ鉢》 1782年 個人蔵
セーヴル磁器は、当時の流行を取り入れた意匠や、華麗で精緻な絵画表現、発色の繊細さを特徴とします。王侯貴族向けの注文生産であったことから現存数も限られていますが、近年、優れたセーヴル磁器のコレクションが日本でも確立されてきました。
《藍地金彩七宝飾カメオ文カップ&ソーサー》 1784年 個人蔵
《臙脂地色絵金彩真珠花文皿》 1784年 Masa 's Collection
本展では、国王ルイ15世からナポレオン帝政時代の作品を中心に、厳選された国内コレクション約140件の名品をご覧いただけます。この機会にセーヴル磁器の魅力をぜひご堪能ください。
《青地色絵金彩花果文カップ&ソーサー》 1792年 町田市立博物館蔵(河原勝洋コレクション)