現在、泉屋博古館で開催中の特別展「 文化財よ、永遠に2026ー次代につなぐ技とひと」。
5月9日(土)から始まった第Ⅱ期展の中から、担当学芸員が特に注目してほしい作品を紹介します。

重要文化財 李晟筆「弥勒下生変相図」 

下生(げしょう)した弥勒(みろく)が衆生に説法する場面を、きらびやかな色彩感覚と精緻な描写力で描き出す高麗仏画の名品。ただ修理前は、絵が描かれた絹の一部分が断片となって散らばるなど損傷が激しく、修理は断片を一片ずつ元の場所に戻すなど気の遠くなる作業の連続で、三年を要しました。

 (泉屋博古館 学芸員 竹嶋康平)

特別展「 文化財よ、永遠に2026ー次代につなぐ技とひと」の第Ⅱ期は5月31日(日)までの開催です。