連載コラム「ロームシアター京都 幕が上がる、その前に」ではロームシアター京都自主事業の中から、スタッフによるイチオシ作品をご紹介しています。
今回は、ロームシアター京都が、京都の若手アーティストと共同し世界を目指すプロジェクト「ロームシアター京都 レパートリーの創造 ホープス」について。アソシエイト・アーティストの一人、野村眞人氏による2作品をご紹介します。
旧作『吉日再会』は、長年、精神科訪問看護師として働いていた父親と、その息子であり俳優でもある一組の親子が出演します。
舞台上で看護師としての仕事を再現する父と、俳優として利用者を演じる息子。その職業的関係性と、親子という私的な関係性のあわいで揺れ動きながら、2人はゆっくりと舞台上で時間を重ねていきます。
2024年に大阪で初演された本作は、26年8月に台湾でも上演され、高い評価を得ました。単なる再演ではなく、初演から流れた2年という時間を反映させながら、さらに深みを増した『吉日再会』にご期待ください。
新作『観光客』では、近年さまざまな側面から注目を集める「観光」というテーマを、野村氏が作品創作の中心に据えてきた「故郷」や「家族」という視点から描き出します。
26年3月に行われたワーク・イン・プログレスを経て、新たに2人の出演者が加わり、20代から80代まで幅広い世代の俳優が参加する本作。「観光」そして「京都」という言葉を軸に、さまざまな世代の視点が交差する群像劇を立ち上げます。
執筆:眞鍋隼介(ロームシアター京都)
■『吉日再会』
日時|10月29日(金)午後7時開演
10月30日(土)午後2時/午後7時開演
11月1日(日)午後2時開演
料金|一般3000円ほか(全席自由)
■新作『観光客』
日時|11月6日(金)午後7時開演
11月7日(土)午後2時/午後7時開演
11月8日(日)午後2時開演
料金|一般3800円ほか(全席自由)
※『吉日再会』『観光客』セット券|5300円
会場(2作品ともに)|ロームシアター京都 ノースホール
※公演の詳細はロームシアター京都公式ホームページにてご確認下さい。
『吉日再会』:https://rohmtheatrekyoto.jp/event/148450/
新作『観光客』:https://rohmtheatrekyoto.jp/event/148434/
問い合わせ:ロームシアター京都 TEL=075-771-6051