特別展「文化財よ、永遠に2026―次代につなぐ技とひと」を開催中の泉屋博古館では、5月16日(土)に関連イベント「文化財保護行政の最前線 京都府編① 彫刻・工芸 ―長岡京市・乙訓寺所蔵『木造 十一面観音立像』を中心に―」が開催されました。
講師:桑原正明氏
今回の公演の講師は、京都府教育庁指導部文化財保護課の桑原正明氏。
まず京都府の文化財保護課が、日々どのような仕事をして文化財を守っているのかの説明から始まりました。
そこから、具体的な事例として、本展第Ⅱ期展より展示されている乙訓寺の「十一面観音立像」の話が行われました。修理前の状態、像内納入品の発見とその開封・保管の様子、そして修理作業中の仏さまの様子が多数の写真で紹介され、文化財保護の臨場感あふれる現場の様子を知ることができる講演会となりました。
また、紙の形や厚さはさまざまでも、ほぼすべてが結縁交名(けちえんこうみょう)であった像内納入品についての興味深い報告などもありました。調査が今後も続くことによる、新たな発見の期待に対する言及とともに講演会は終了しました。
会場の様子
「文化財保護行政の最前線 京都府編」ほか展覧会関連のラーニング・プログラムはこの後も続きます。ぜひご期待ください。
↓イベントの詳細はこちら↓
※泉屋博古館のWEBサイトに移動します
【お知らせ】
6月8日(月)に、佛教大学オープンラーニングセンターにて「文化財を後世に伝えるために ~乙訓寺十一面観音像の修理について~」と題して、修復作業に関わった(公財)美術院の主任技師の入谷方直氏と、泉屋博古館学芸員の竹嶋康平氏によるお話を聞く機会があります。受講者募集中です。(有料、詳細はコチラ)
入谷方直 氏