大西祐資社長

 われらは正義を守る

 われらは自由を守る

 われらは真実を守る

 

 この社是を羅針盤に、私たちは毎日、京都・滋賀から情報を発信しています。

 情報があふれる時代にあって、強く意識しているのは「不易流行(ふえきりゅうこう)」です。

 新聞社にとっての「不易」、つまり「変わらない本質」とは何か。

 それは、読者が必要としている情報を正確かつタイムリーにお届けすることです。

 京都新聞の源流は明治12年創刊の「京都商事迅報」。140年余りの歳月が流れ、世界の出来事は新聞社でなくても、誰かがSNSで発信し、24時間ほぼリアルタイムにスマホでキャッチできるようになりました。そんな時代に、いま新聞社がすべきことは、その出来事がなぜ起きたのかを含め深く取材し、鋭く分析すること。そして、常に権力を監視し、まだ知られていない社会の課題を感度良く発掘することです。

 一方、新聞社にとっての「流行」、「時代に応じて変化すること」とは何か。

 まさに情報の伝え方です。すでに新聞社は、朝刊、夕刊の二つのリズムではなく、時間を問わず発信する態勢を整えました。紙で読みたいという読者にはご自宅に紙の新聞をお届けし、デジタルで読みたいというユーザーにはスマホに配信しています。

 新しいデジタルサービスも相次いでスタート。京都で暮らし、遊ぶのに役立つお得な情報を網羅した「京都新聞デジタル2020」や、東京を中心とした合理的な便利さや時間の流れ方とは対極にある京都の文化的価値に触れてもらう「THE KYOTO」などです。

 何気ない日々の検索によって興味のある心地よい情報がたくさん届く時代。京都新聞の紙面やデジタル版を通じて、多種多様な人たちの生き方、自らとは異なる考え方に出会っていただければ幸いです。そこには、今を生き抜き、豊かに暮らすヒントがきっとあるはずです。

 京都、滋賀とともに。そして、京滋を超えて全国へ、世界へ-。京都新聞は、信頼できる情報を送り出すことで、より良い社会になるよう貢献してまいります。

 

京都新聞社代表取締役社長 主筆 大西祐資